今回色濃く描いた、ヴィンテージとコンテンポラリー。さらにマスキュリンとフェミニン、ストリートとラグジュアリーが重なり、それぞれの感性が美しいバランスで共存する、08sircusの女性像。
趣のあるカラーとファブリック、80年代を彷彿とする大胆なスカーフ柄、ワイドロングなシルエットが奏でるレトロなムード。そこに、左右で異なるドレープや変則的なパターン、“拝み”のテクニックを織りまぜたコンテンポラリーな佇まいが同居する。
ジェンダーレスなアイテムをスタイリングに加えることで、より際立つパーソナルな強さと、うちに秘めたフェミニティ。対照的なテイストが、女性本来の魅力を引き立てる。
初めてメンズと連動させたテーマを掲げた、今回のコレクション。堂々と自分らしく、ストリートと時代を闊歩する現代の女性のための服。
Text: Keiichiro Miyata
Photo: Shunya Arai
Styling: Tamao Iida